熊の子見ていたかくれんぼ〜♪
- 1 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2008/05/04(日) 23:43:46.87 ID:6wqQAAM00
- おしりを出したやつが一等賞のはずだった・・・
「もう、終わりや。逃げられへん」
糞みたいな警察が俺の行く手を阻む、そればかりか銃口も
向けられていた。
「俺は、お尻を出しただけやそれのどこが悪い？一等賞ちゃうんか！？」
美味しいご飯とポカポカお風呂、そして友と遊ぶ楽しい時間。
これだけで充分だった、だがそれさえも消し去ろうとするのか？
そのような事が脳裏を過ぎった次は、国家権力の犬共に牙を向いていた。
「ほんまに残念やわ」
黒い鉄の塊から飛び出た”それ”は俺の胸を一瞬で過ぎ去り、貫いた。
痛いという感情はなかった、ただ熱い。
「お前等が、俺を殺してもな･･････一等賞には違いないん･･････やで」
「敬礼!!」
夕焼けが目にしみたのか警察は瞳を滲ませていた。
- 2 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2008/05/04(日) 23:44:19.19 ID:hKxt05+Q0
- （ ；∀；）ｲｲﾊﾅｼﾀﾞﾅｰ
- 3 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2008/05/04(日) 23:49:58.56 ID:6wqQAAM00
- 次の日、俺は生きていた。
確実に死んだはずの俺の肉体は･････まだ生きている。
今にも胸から飛び出そうなほど元気な心臓、熱い血潮。
そして俺の目に映る広大な草原。
俺のあの時確かに打たれたはず、だがこうして生きている。
「人間なら死んでいたのにな･････」
本当に心の底からそう思う。
人間はいい、楽に死ねて。何の迫害も無く生きていける。
俺からすれば貧困や身分の違いは甘い事実だ。
本当に人間はいい･･････
- 4 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2008/05/04(日) 23:51:53.87 ID:peNTCNyGO
- wktk
- 5 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2008/05/04(日) 23:54:55.89 ID:6wqQAAM00
- 俺には美味しいご飯も温かいお風呂も、ふかふかの布団も。
そして何より帰る家がない。
俺はただ憮然に腰まで伸びている草原を掻き分けていた。
「俺が生きている事を知ったらあいつらはまた俺を殺りにくるｯｯ」
覚悟をしなければならない、今まで自由奔放にお尻を出していただけの人生。
それは楽しかったし、充実したものだった。
だが世界はそれを許さない、俺は悪で奴等は善だ。
俺はお尻を出していただけ、奴等は人殺し。なのに善･････ｯｯ
- 6 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2008/05/05(月) 00:00:09.95 ID:WHbOOMHJ0
- 「夕焼け小焼けでまた･･････明日･･････か」
今の俺にはどうも納得できない言葉だ。
俺に明日は来るのか？今までお尻を出していただけで。
いつのまにか世界を敵に回していた。
「んな事通るわけないやん･･････」
俺はいつでも一等賞だった、お尻を出している時。
生き方ｯｯ
そして今も!!!!!
「俺は世界で一等賞になるｯｯｯ!!!!!!!!!!!!!!!!」
目には燃え盛る炎のように熱いものが宿っていた。
瞳に写るのは何ももない広い大草原ではない、目には――
『世界の王ｯｯ』
- 7 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2008/05/05(月) 00:01:29.27 ID:WHbOOMHJ0
- 終わりです
- 8 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2008/05/05(月) 00:02:17.85 ID:bokJquhS0
- おしっこ出した子一等賞、じゃないのか
- 9 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2008/05/05(月) 00:02:32.16 ID:AFdArmBe0
- 全米が泣いた
- 10 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2008/05/05(月) 00:03:07.87 ID:qrYWLdZg0
- ウンバラボロローンwwwwwww
- 11 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2008/05/05(月) 00:03:49.98 ID:WHbOOMHJ0
- >>8
主人公は覚悟を決めました。
お尻でもおしっこでもなく、彼は一等賞になろうとしています。
- 12 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2008/05/05(月) 00:05:48.55 ID:pCN0KTVP0
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- 13 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2008/05/05(月) 00:08:50.31 ID:0HJ4EMtl0
- アホの子見ていた修行場所 魂出した子一等賞
夕焼けの色で床染めて また明日
いいないいな おうむっていいな
皆で仲良く極限修行 親はさぞかし泣いてるだろな
僕も入ろオウムに入ろ ポアポアポアしてバイバイバイ
- 14 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2008/05/05(月) 00:10:09.34 ID:WHbOOMHJ0
- だが俺に明日、また明日は･････
いつまで明日の朝日を見れるかはわからない。
覚悟を決めるべきだ、強固たる覚悟ｯｯ。
それは生易しいものでもないし、口だけで頭だけで思っても何の意味も成さない。
覚悟は行動だ、そして結果だ。
何かを成し遂げてこそ”覚悟はあった"と認められる。
「俺の覚悟は所詮、そこらへんにある小石以下だったのか･･････」
そう再認識した、今まで思っていた覚悟は子供の考え。
生ぬるい、痩せた考え。
- 15 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2008/05/05(月) 00:13:18.07 ID:WHbOOMHJ0
- もう面倒くさいから辞める
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